TEMでわかる人生の径路 質的研究の新展開

TEMでわかる人生の径路
質的研究の新展開
著者:安田裕子(編・著)サトウタツヤ(編・著)
A5判上製262頁
出版社: 誠信書房
言語: 日本語
ISBN 978-4-4143-0180-9
発売日: 2012/8/30

書籍内容

前著『TEMではじめる質的研究』に継ぐ第2弾。質的研究に時間の概念を導入し、視覚的に理解を促す試みの集大成。誰でも自分自身の人生の径路をTEMに描くことができ、人生の径路が視覚的に分かるため、初学者でも簡単に質的研究用のデータを拾っていくことが可能になる。新しい技術による丁寧な研究法を読者に薦める、読みやすい専門書。

目次

第1章 TEM入門編 丁寧に,そして,気楽に(楽に雑にはダメ)
 第1節 これだけは理解しよう,超基礎概念
 第2節 質的研究をする私になる
 第3節 1人の人の経験を描くライフストーリとしてのTEM
 第4節 出来事を揃える──4±1人程度のデータを扱ってみるTEM
 第5節 9±2人を対象とする研究による等至点の定め方と径路の類型化

第2章 実践編―TEM研究の可能性と多様性
 はじめに 本章に収録される研究のオーバービュー
 第1節 支援者としてあり続ける人を追う─ライフストーリー
 第2節 保育・保健専門職の格闘を味わう─アクションリサーチ
 第3節 大学生の学びを支援するために─フィールドワーク
 第4節 女性に働く力─パワーアナリシス(文化圧力分析)

第3章 拡張編
 第1節 発達研究の枠組みとしてのTEM
 第2節  臨床実践への適用可能性
 第3節 三次元TEMの可能性──供述分析
 第4節 気楽な方法論としてのTEM
 第5節 アセスメント(心理査定)への文化心理学的な新しい見方─記号媒介によるダイナミックな階層化

第4章 理論編―時間を捨象しない方法論,あるいは,文化心理学としてのTEA
 はじめに 
 第1節 TEA(複線径路・等至性アプローチ)への昇華―理論・方法論・認識論として
 第2節 概念ツールという考え方―質的研究の新しいアプローチとしても

このサイトをフォロー

質的データ分析研究会の最新情報を受け取る

月1~2回、本サイトの更新情報、質的研究や混合研究法、ツールの使い方、イベント情報などEmailで受け取ることができます。