NVivo – 全世界150万人が利用するQDAソフトウェア

NVivo(エヌヴィボ)の起源はNUD*IST(Non-Numerical Unstructured Data Indexing Searching and Theorizing)と呼ばれるソフトウェアです。Tom Richardsが、妻Lyn Richardsが取り組む社会調査を支援するため、1981年にNUD*ISTを開発、これにより質的研究への取り組み方が大きく変わりました。

1995年、現在の開発・販売元となるQSR International社(現 LUMIVERO)を設立。1999年には、質的研究ソフトウェアの第二世代となる「NVivo」をリリース、現在に至ります。2020年3月、NVivo再創造となる最新版をリリース。Microsoft Officeとの連携やチームワーク機能の強化、インターフェイス改善など、研究者のニーズにこたえ続けているNVivoは、全世界150万人が利用しています。

※ 2024年9月〜: 質的データ分析支援ソフトウェア「NVivo」は新バージョン「NVivo 15」の提供となります
※ NVivo 15の新機能、AI アシスタントの紹介をご覧ください

NVivoの特徴

NVivoは、質的研究、混合研究を支援するために開発されたソフトウェアです。

テキスト、画像、ビデオやSNSなど、身近にあふれている大量のデータから価値ある知見を素早く引き出すことを可能にします。

ユーザーや管理者の利便性を高めるユーザー・エクスペリエンス

使用中のソフトウェアの管理や情報ポータルとしてmyNVivoが利用できます。また、ライセンス管理者を支援する仕組みも提供。NVivoに携わるすべての方に質の高いエクスペリエンスを提供します。

データを管理、整理、分析するワーク・スペース

テキストなどの質的データと、発言者や文献に紐づいた属性データなど、関連するデータを一つのプラットフォーム上で管理、整理、分析することができます。ファイルを探したり、複数のアプリケーションを行き来したりする必要はありません。研究者はより短時間で多くのことができるようになり、より重要な課題に時間を使うことができます。

分析者の思考を助ける分析、視覚化、さらに量的分析との連携

テーマや感情を特定する自動コードや、さまざまな視覚化機能により、分析者のデータ探索を支援します。ある程度までをソフトウェアに分類させ視覚化した上で、研究者自身で内容を確かめながら洞察を深めていくことができます。SPSSとのデータ連携機能も備え、量的分析との連携を実現します。

自身の考えまとめ、記録し、他者と共有

クロス表や複雑な検索、視覚化が可能を通じ、アイテム同士のつながりを探索することができます。ブレーンストーミングのためのマップや、アイテム同士をつなげるリンクなど、自身の頭の中で起きていることをソフトウェア上に記録するイメージで使用できますので、他者とも効果的に共有できます。

NVivoは、さまざまな分野で活用されています。

  • 先行研究・論文・文献のレビューの効率化
  • インタビューやフォーカルグループの分析
  • 自由記述回答に着目し、アンケートデータをより深く分析
  • ビデオなどを含む観察データの分析
  • 大量のSNSデータのキャプチャーと自動コードによる分析
  • チームリサーチの管理と効率化 など

追加モジュール

NVivoの可能性を広げる追加モジュールを提供しています。

NVivo Collaboration
チームメンバーがどこにいてもデータや知見をチームで共有。チームで管理するCollaboration Cloudと、大規模プロジェクトのためのNVivo Collaboration Serverを提供しています。

NVivo Transcription
質的研究ではおなじみの書き起こしをより便利に効率的に。NVivoですぐに使える形式で納品されるので研究者は分析に集中できます。広く組織でNVivo Transcriptionを活用する場合は、サブスクリプションの提供も。

AI アシスタント
テキストの要約やコーディングに生成AIの支援を利用できます。

ライセンスについて

NVivo Windows, Mac
1ライセンスにつき、エンドユーザー個人の利用に限りWindows/Mac合計2端末までインストール可能です。
使用期限のない買切版、12ヶ月間のサブスクリプションのいずれかをお選びいただけます。

 学生版ライセンス
学生の方を対象として、NVivo Windows、NVivo Macいずれも、12ヶ月間使用できる学生用ライセンスを提供しています。ご購入時には学生証の提示が必要です。

  • 1ライセンスを複数人で試用することや、2端末での同時起動はできません。

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