プロジェクトの匿名化
センシティブな情報を含むデータの場合、プロジェクトファイルを他者と共有しても良いか悩む場合もあるのではないでしょうか。
MAXQDAでは、データの特定の箇所を匿名化したコピーを作成することができます。
[プロジェクトを非識別化して保存する]機能で特定のコードに割り当てられた箇所を「XXX」で置き換えたコピーを作成、機密情報を保護しながらプロジェクトファイルを共有できます。
保護したいセグメントを特定のコードに割り当てておきます。
下の例では、病気に関わるセグメントをコード「症状」に、企業の固有名詞をコード「企業名」にコーディングしています。文書ブラウザのハイライトされている箇所が該当します。この部分を「XXX」に置き換えたコピーを作成する手順を見ていきましょう。

- メニュー[ホーム]>[プロジェクトを非識別化する]をクリック
- 保護したいセグメントを割り当てたコードをドラッグ&ドロップで挿入
(コード名を含めたい場合は[コード名を含める]にチェック) - [OK]

名前をつけて[保存]。

保存したコピーを開きたい場合は[はい]、保存だけしたい場合は[いいえ]を選択します。
ここでは[はい]をクリックし、プロジェクトファイルの内容を確認してみます。

選択したコード「症状」「企業名」に割り当てられたセグメントが「<コード名>XXXXX」に置き換えられていることが確認できます。

参考 – MAXQDA 2020 Manual Anonymize Projects