国会における日本語教育関係議論のアクターと論点
―国会会議録の計量テキスト分析からの概観―
日本語教育 149巻(2011年) p. 1-15
著者:山本 冴里
キーワード: 国会会議録, アクター, 論点, 計量テキスト分析
抄録
本稿は、主に計量テキスト分析の手法によって、戦後国会の「日本語教育」言及会議における論点を調査し、また、そこで「日本語教育」に言及した人々(アクター)が誰であったのかを調べた結果を記したものである。調査の結果、アクターが文部省関係者を中心としていたことや、時期によって「日本語教育」言及会議数には大きな増減があったこと、また全時期の議論にほぼ通底する使用語彙と、各時期を特徴づける独特の語彙の存在が明らかになった。さらに「日本語教育」言及会議数急増期については、該当時期に特徴的な語を析出し、その特徴的な語と語の関係についてまとめた。
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国会における日本語教育関係議論のアクターと論点
―国会会議録の計量テキスト分析からの概観―