サンプルプロジェクトの使い方
NVivoを使い始めるにあたって便利なのがサンプル・プロジェクトです。これはNVivoの機能を活用したプロジェクト例が収められているファイルで、このファイルを開くとNVivoのプロジェクト構造や設定方法を参照する事ができます。
NVivoを立ち上げてみましょう。サンプルプロジェクトが用意されています。左側の「マルチメソッド」を開いてみます。
最新版NVivoでは、初心者サポートが強化されています。その一つとして、ツアーが表示されます。
次回以降表示したくない場合は、左下の[ツアーを今後表示しない]を☑します。
ステップごとに使用イメージが表示されます。右上の[×]でツアーをスキップすることもできます。
サンプルプロジェクトで使用されたデータを開いて確認してみます。左側ナビゲーション[データ/ファイル]の下にフォルダに分けて整理されています。フォルダ「Interview」を選択するとファイル名のリストが表示され、ファイル名をダブルクリックすると開いて内容を確認できます。
サンプルプロジェクトは実際にコーディングもされています。[コーディング/コード]からコードを確認できます。
[探索]には、条件を指定してデータを抽出したり視覚化したりするクエリが保存されていますので、設定や出力を確認したり、自分でクエリを作成する際の参考にしたりすることができます。
[ビジュアル化]にはマップのサンプルも保存されています。
最新版で追加されたサンプルプロジェクト
2020年リリースの最新版では、これまで提供されていた[マルチメソッド]、[自動コード]のサンプルプロジェクトに加え、文献レビュー、混合研究法、アンケートデータのサンプルプロジェクトが提供されています。
追加されたサンプルプロジェクトをダウンロードするには、初期画面の[さらに表示 サンプルプロジェクト]をクリックします。
NVivoのオンラインヘルプからダウンロードできます。
「Virtual Reality and Health」文献レビューのサンプルプロジェクト。README FIRSTを開くと関連する出力への参照リンクが着いた説明を確認できます。「HOW TO EXPLORE THIS PROJECT」ファイルと合わせて、最初にご覧いただくことをお勧めします。
「Wellbeing in the Older Women’s Network」混合研究法サンプルプロジェクト。
「Top High School Alumnae」アンケート調査サンプルプロジェクト。ファイルには最終レポートも保存されています。
NVivoの使用イメージをつかんだり、クエリの設定などを参考にしたり、まずはサンプルプロジェクトで色々と試してみてはいかがでしょうか。
参考: Sample projects (NVivo Windows Help) / Sample projects (NVivo Mac Help)