会話分析・ディスコース分析・ドキュメント分析

会話分析・ディスコース分析・ドキュメント分析
ティム・ラプリー 著
大橋 靖史、中坪 太久郎、綾城 初穂 訳
単行本(ソフトカバー): 224ページ
新曜社 
言語: 日本語
ISBN-10 ‏ : ‎ 4788515997
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4788515994
発売日:2018/10/15

書籍内容

どうデータを収集し、書き起こすか。
どのように分析するか。
ドキュメントや音声・ビデオデータのとり方と分析の実際、ノウハウを、具体例を用いて懇切に解説。質的研究に馴染みのない院生・研究者が挑戦できるよう工夫された,実践的な入門書。

SAGE 質的研究キット

目次

編者から(ウヴェ・フリック)
  「SAGE質的研究キット」の紹介
  質的研究とは何か
  質的研究をどのように行うか
  「SAGE質的研究キット」が扱う範囲

本書と第2版について(ウヴェ・フリック)

謝 辞

1章 ディスコースを研究する
  導入的ないくつかの考え
  起源についてのいくつかの考え
  次章以降についてのいくつかの考え

2章 アーカイブを生み出す
  「データ」のソース
  ドキュメントにもとづくソース
  音声とビジュアルにもとづくソース
  まとめ

3章 倫理と「データ」の記録
  研究「データ」を作成し記録する際の倫理的問題
  まとめ

4章 記録の実際
  記録機器
  何を記録するかをどのように知るか?
  インタビューとフォーカスグループの実際
  音声、もしくはビデオにもとづくエスノグラフィーの実際
  まとめ

5章 音声とビデオ材料の書き起こし
  記録の紹介
  場面を描写する
  基本的なトランスクリプト
  細部の問題
  ジェファーソン式トランスクリプト
  作業用トランスクリプト vs. 報告用トランスクリプト
  ビデオにもとづくデータを使う
  イメージを書き起こす
  まとめ

6章 会話を探究する
  発話におけるありふれた瞬間の探究
  社会生活の習慣的組織化
  だから何なのか?
  まとめ

7章 ドキュメントについての会話、ドキュメントによる会話の探究
  ドキュメントの使用
  ケーススタディ─精神科の記録はどのように作られたか
  ケーススタディ─レポート結果の読み取りとレポートの知見の報告
  ケーススタディ─法廷のビデオ記録の理解
  まとめ

8章 会話とディスコースを探究する─いくつかの議論とジレンマ
  分析者の隠れた役割
  相互行為の1コマのみに焦点をあてる
  フォーカスグループやインタビューから得たデータの、ローカルな文脈について研究する
  権力(や他の鍵概念)について研究する
  まとめ

9章 ドキュメントを探究する
  何がそこにあるのか(何がそこにないのか)を考える
  事例を検討する
  論点を広げる
  誰にとっての問題か、誰にとっての解決か?
  いままでの歴史を考える
  まとめ

10章 ディスコースを研究する─おわりに
  アーカイブをコード化し、分析し、考える
  品質とリフレクションの問題
  会話、ディスコース、ドキュメントを分析する諸段階とキーポイント
  (最後の)まとめ

訳者あとがき
用語解説
文 献
人名索引
事項索引

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