オートエスノグラフィー
オートエスノグラフィー
質的研究を再考し、表現するための実践ガイド
トニー・E・アダムス、ステイシー・ホルマン・ジョーンズ、
キャロリン・エリス 著
松澤和正、佐藤美保 訳
単行本 228ページ
出版社: 新曜社
言語: 日本語
978-4788517929
発売日:2022/10/31
書籍内容
オートエスノグラフィーは、自分自身を対象として、生活や経験の要素である他者との関連性、混乱、感情も含めて批判的に再考する質的研究の方法で、注目を集めている。研究をデザインし表現するまでの勘所を簡潔にまとめた、定評あるテクストの完訳。
初めての体系的で実践的な入門テキスト
目次
謝辞
第1章 オートエスノグラフィーへの誘い
オートエスノグラフィーとは何か
オートエスノグラフィーに行き着く
オートエスノグラフィーの発展
この本を活用する
第2章 オートエスノグラフィーの研究デザインと哲学
オートエスノグラフィーの中心となる理念
オートエスノグラフィーのプロジェクトをデザインする
なぜオートエスノグラフィーを行うのか?
第3章 オートエスノグラフィーを行う
あなたがいるところから始め、物語の中にあなた自身を見出す
オートエスノグラフィーによるフィールドワークを行う
接触する
他者と話をする
声に出して聞く
他の人びとにインタビューする
協働的な証言
オートエスノグラフィーを倫理的に行う
プロセス・コンセント
帰結の倫理
参加者のプライバシーとアイデンティティを保護する
関係性の倫理
自分をケアする
意味を解釈し、フィールドワークを分析する
第4章 オートエスノグラフィーを表現する
書くプロセス
自己と文化、個人的経験とフィールドワークを融合する
オートエスノグラフィーの表現形式
理論としての物語と理論化された物語
執筆において物語、参加者、読者、あなた自身を考える
仕事を編集し共有する
第5章 オートエスノグラフィーを評価する
オートエスノグラフィーを評価する目標
目標の実際を評価する
オートエスノグラフィーの未来
第6章 オートエスノグラフィーを行い、書くための資料
訳者あとがき