コロナ禍で学生はどう学んでいたのか ー質的研究によって明らかになった実態
コロナ禍で学生はどう学んでいたのか
質的研究によって明らかになった実態
大学教育学会 課題研究「大学教育における質的研究の可能性」グループ 著
単行本 : 152ページ
出版社: ジアース教育新社
言語: 日本語
978-4-86371-599-8
発売日:2021/10/8
書籍内容
コロナ禍によりキャンパスでの活動が抑制された2020年春以降、大学生はこれまでとは異なった学生生活を余儀なくされた。このような中で大学生はどのように学んでいたのだろうか。本書は、大学教育学会の研究プロジェクトとして2020年秋に実施した「『コロナ禍における学生の学び』の質的調査」の結果についてプロジェクトメンバーがそれぞれの視点から丁寧に分析することで、学生の生の声を掬ったものである。ポストコロナの大学生活の実態を幅広い読者と共有するとともに、学生に寄り添った対応を模索する各大学の参考にされたい。
目次
はじめに
第1章 本書のねらい-コロナ禍における大学生の学びプロジェクトの背景と趣旨-
第2章 「コロナ禍における学生の学び」の質的調査の概要
第3章 コロナ禍における授業課題-学生の捉え方・対処法と大学教育への示唆-
第4章 コロナ禍下の授業における質問行動
第5章 “ ゼミ” の遠隔化が人間関係に与えた影響
第6章 コロナ禍におけるオンライン授業:本当に学んでいたのか
第7章 コロナ禍におけるオンライン授業:続けるべきか
第8章 コロナ禍における学生の友人関係とコミュニケーション
第9章 コロナ禍における学生のキャリアイメージ
第10章 コロナ禍における授業経験の真意─体験と本音をどう引き出すのか─
第11章 コロナ禍で戸惑い立ち向かう大学生
第12章 「コロナ禍における学生の学び」の質的調査座談会
第13章 「コロナ禍における学生の学び」に関する混合研究
第14章 本書のまとめ「コロナ禍と学び」
参考資料1
参考資料2
参考資料3
参考資料4
おわりに
執筆者一覧