MAXQDA 2022.3ハイライト
MAXQDA 2022.3がリリースされました。研究をさらに楽しくするための新機能と、大幅な改善がされています。ここでは主な点を紹介しますが、すべての拡張点・改善点を含むアップデートの詳細はリリースノート(開発元サイトへ移動)で確認できます。
MAXQDA 2022のライセンスをお持ちの方は無料でアップデートできます。アップデートの方法はこちらをご覧ください。
新機能 – コードエクスプローラー
[コードエクスプローラー]は選択したコードの全容を把握できます。コードが割り当てられている文書、また、メモ、コメント、サマリーなどの関連する要素を把握できます。また、共起する他のコード、コード化されたテキスト内の頻出語を見つけることができます。
メディア分析がより使いやすく
これまでよりも簡単にワンクリックで音声・動画ファイルを開いたり、文字起こし画面を開いたりできるようになりました。小さい改善ですが、実施に作業する際、より直感的に操作できます。また、文字起こし中に各タイムスパンにサムネイルを表示できるようになりました。
見やすく、使いやすくなったサマリー
コード付きセグメントを要約する[サマリーグリッド]がより使いやすいインターフェイスに改善されました。また、要約を一覧にまとめる[サマリー表]の編集がしやすくなった他、文書の色でハイライトできるようになりました。
さらに・・・
- 環境設定
- 除外語の指定 – テキストベースの分析ツールダイアログ内にあった除外語の指定を、環境設定で一括して管理できるようになりました。MAXDictioリボン、頻出語、語の組み合わせ、ワードクラウド、コードクラウド、辞書ベースの内容分析に適用されます。
- 図解ツール
- 文書外観表示 – コードの色を使用して文書内のコードの分布を視覚化します。 すべてのコードを色別に一覧表示するドキュメント ポートレートに凡例を追加できるようになりました。
- MAXMaps -[分析]→[コードの組み合わせ]の結果からワンクリックでMAXMaps – コードの共起モデルを表示できます。
- MAXMaps – MAXMaps のテキストを太字 (ctrl/cmd + b)、斜体 (ctrl/cmd + i)、または下線付き (ctrl/cmd + u) にフォーマットする新しいキーボード ショートカットを使用できるようになりました。
- MAXMaps – メニューの改善で要素の色を変更しやすくなりました。
- フォーカスグループ
- 結果を話者別に分割 – フォーカス グループのトランスクリプトで[単語の頻度]と[単語の組み合わせ]を分析する際に、結果を話者別に区別して、各話者が単語または単語の組み合わせを使用した頻度を確認できるようになりました。
- MAXMaps → 二事例モデルでフォーカスグループの参加者を選択できるようになりました。
- ソースの表示 – フォーカス グループのトランスクリプトからテキスト セグメントをコピーして別の場所に貼り付けると、参加者の名前をソース情報に自動的に追加するようになりました。
- その他
- パラフレーズ – [分析]→[パラフレーズ]→[パラフレーズテキスト]を最初に選択しなくても、セグメントを選択し右クリック→[パラフレーズの選択]でパラフレーズを入力できるようになりました。
- パラフレーズ/コメント – 文書ブラウザのスライドバーにパラフレーズとコメントを同時に表示できるようになりました。
- 検索 – SmartCoding Tool、サーベイ・データのカテゴライズ、パラフレーズのカテゴライズの各ウィンドウで、ctrl+F/cmd+F でローカル検索バーを開けるようになりました。
- 検索 – 4 つのメイン ウィンドウすべてのローカル検索ボタンを見つけやすいように同じ位置に移動しました。
- 文書システム – 文書システム内の文書グループ/文書セットを、ダブルクリックで展開/折りたたできるようになりました。
- Apple Silicon を搭載した ARM Mac – Apple Silicon を搭載した新しい Mac をサポートするために、MAXQDA の技術フレームワークを更新しました。(MAXQDA 2022 の古いリリース バージョンは、Rosetta Translation Environment に依存していました)
… など
※ すべての拡張点・改善点を含むアップデートの詳細はリリースノート(開発元サイトへ移動)で確認できます
ここで紹介したハイライトを含め、2022.3のイメージを開発元が公開しているショートビデオでご覧いただけます。
参考:
MAXQDA Blog – MAXQDA 2022.3 Update released