人間科学のための混合研究法
人間科学のための混合研究法
質的・量的アプローチをつなぐ研究デザイン
J.W.クレスウェル、V.L.プラノ クラーク 著
大谷 順子 訳
A5版 : 328ページ
出版社: 北大路書房
言語: 日本語
ISBN 978-4-7628-2731-0
発売日:2010/12/1
5刷: 2020/3/12
書籍内容
mixed methods researchの定番入門書!
研究の入口から結論を引き出すまでのプロセスの各段階において、質的・量的アプローチでデータを収集・分析・混合し、各々のアプローチの長所を組み合わせることをめざした研究方法論。4つの主な研究デザイン(トライアンギュレーション/埋め込み/説明的/探求的)の手順や特徴を、具体的な研究例とともに紹介。
目次
序 文
第1章 混合研究法を理解する
目的と構成
専門用語を明確にする(用語の意味確認)
混合研究法とは何か
混合研究法の重要性
[要約]
[演習]
第2章 準備の段階で考慮すべき事項を検討する
世界的視野のスタンスを考察する
量的および質的研究の基礎
混合研究法によって指摘される研究の問題点
[要約]
[演習]
第3章 混合研究法を見つけ,レビューする
混合研究法を探し,レビューする
混合研究法表記システムと視覚的ダイアグラム
混合研究法の4例
[要約]
[演習]
第4章 混合研究法を用いた調査研究デザインを選択する
混合研究法デザインの分類
混合研究法デザインの4つのおもなタイプ
混合研究法デザインのタイプを選択する
デザインの決定を実施する
調査研究のデザインを同定するパラグラフを書く
[要約]
[演習]
第5章 混合研究法を紹介する
混合研究法の研究題目を書く
イントロダクションにおいて研究問題を述べる
目的の言明
「研究設問」と仮説
[要約]
[演習]
第6章 混合研究法においてデータを収集する
量的および質的データ収集の手続き
混合研究法デザインにおけるデータ収集
[要約]
[演習]
第7章 混合研究法においてデータを分析する
量的および質的データ分析の手続き
混合研究法デザインの中のデータ分析
[要約]
[演習]
第8章 混合研究法を執筆し,評価する
執筆のための一般的ガイドライン
デザインに関連するように執筆の構成を組み立てる
デザインの中の混合研究法を評価する
[要約]
[演習]
第9章 混合研究法に関してよくされる質問
混合研究法の質問を予期する
混合研究法とは何か
混合研究法は一般に認容されるのか
混合研究法は現実的であるか
[要約]
[演習]
第10章 混合研究法の将来の方向性
必要とされる混合研究法の発展
[要約]
[演習]
<アペンディクス>
アペンディクスA:トライアンギュレーションデザイン
「地方の青年によるアルコールや他のドラッグへの
抵抗に関する認知」
アペンディクスB:埋め込みデザイン
「抗精神病薬物治療の管理を改善するためにデザイン
された臨床試験における患者の理解と参加」
アペンディクスC:説明的デザイン
「多元的調査法による台湾・オーストラリアの教室
環境に関する研究」
アペンディクスD:探究的デザイン
「組織への同化ディメンションを探究する
─測定方法を創出し妥当化する」