NVivo – オプション設定のまとめ その5
NVivoのオプション設定を、数回にわたってご紹介。第5回目は、データの値表示の設定のまとめです。
属性値などの表示方法を指定 – [ラベル]タブ
属性値や関係タイプなどのラベルを指定できます。
上の赤い枠内の項目は、新規プロジェクトのみに適用されますので、既存のプロジェクトファイルの場合は[プロジェクトプロパティ]で変更します。
青い枠内の項目は、既存のプロジェクトファイルも含め、全てに適用されます。
属性値“未割当”/属性値“非該当”のラベル
何かの理由で属性値が不明の場合は標準値では「未割当」のラベルが使用されます。このラベルを他の表現(例:Unassigned)に変更したい場合などここで書き換えます。
その属性が何かの理由で適用外の場合、標準値では「不適用」となります。例えば出産経験の有無の項目は男性の場合「無」ではなく適用外としたい場合にこのラベルが使用されます。他の表現(例:N/A)に変更したい場合は、ここでラベルを書き換えられます。
ブール値のラベル
属性タイプが[ブール値]の場合の表示方法を選択します。「はい/いいえ」「0/1」など、ご自分が見やすいラベル表示を選択してください。
関係タイプ“関連”のラベル
NVivoの中でアイテム同士の関係性を[関係]として記録していくことができます。例えば調査対象者の中に夫婦がいた場合、「夫婦」という[関係タイプ]を作り記録しておくことができたりします。
この関係タイプの標準値「関連」を他の表現(例:関係あり)に変更することが可能です。
アンケートの表示スタイルを設定 – [データセット]タブ
アンケートデータなどのデータセットの表示スタイルを指定できます。
標準でのデータセットの表示。
例えば英語フォントで見づらい場合や文字を大きくしたり色を変えたりしたい場合はここで指定します。
フォント、色を変えてみました。好みに応じて読みやすいように変更できます。
Wordのようにスタイルを設定 – [段落スタイル]タブ
Wordと同じようにスタイルを設定することができます。ここでの設定は新規プロジェクトのみに反映され、既存プロジェクトは[プロジェクトプロパティ]で変更します。
ただ、このスタイルは、NVivo内でドキュメントを作成したり編集したりする場合のみ使用されるので、先にWordなどで編集を済ませてからインポートするのであればあまり使う機会はないかもしれません。